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2001年10月22日

最近のアメリカ

本日の写真は、先週書いた「シェー」をしているビーバーの木像です。そういえば夏に行ったUCLAにも熊の銅像があったのですが、あれも、私の目には北海道土産の木彫りの熊拡大版(但し鮭なし)にしか見えなかった・・・まあ絶望的なまでに芸術のセンスがない私の審美眼なので、あまりあてにはしないでください。

それから、ひとつ訂正を。先週のコラムでUniversity of Oregonのマスコットがディズニーのドナルドで著作権料がどうこうと書きましたが、あれはディズニーからの寄付だという情報が。失礼致しました。

オレゴンの冬は雨季なのですが、今週からだんだん雨が降り始めました。会津ほどではないものの、ここのところ、とにかく寒いです。晴れていれば暖かいのですが。先週、暖炉があるので張り切って薪を買ってきたものの、煙突が煙突の役目を果たさず家中煙だらけで大変なことになってしまいました。近所の人に消防車を呼ばれるのではないかと本気で心配したほどです。日本人が魚を焼いていたら消防車を呼ばれた、という話はよく耳にしますが、まさか本気でそういう心配をすることになろうとは。あーびっくりした。

さて、炭疸菌で東の方は戦々恐々としているようですが、こちら西海岸のど田舎は相変わらず平和です。しかし、あちこちで星条旗を掲げた家や車を見かけるようになったのは、やはり9月11日以降ですね。店にも"God bless America"と書かれた大きな看板が売られていて、実際にそれを立てている家も見ますし。別にアメリカに恨みがあるわけではありませんが、そういうのを見る度に、どんな物好きなGodだか見てみたいもんだと思うのが正直なところですね。が、世界貿易センター崩壊後電光石火に始まった空爆、そして早速の誤爆、特殊部隊投入と展開されるにつれ、大統領支持率は下がるどころかとどまるところを知らないかのような高さを見せています。アメリカを全面支援すると言い切って戦争放棄を放棄しそうになっている小泉首相の支持率も下がる気配はなさそうですし、なんだかどっちもどっちですね。それにしたって、「国際社会の一員として取り残されないように」とかなんとか、もう少し言い方はなかったんでしょうか。「皆持ってるんだから買ってよ」とねだる小学生かお前は!と突っ込める野党議員はいないのかしら。

今回の戦争というか報復というかテロにはテロをというか、まあとにかくこの一連の騒ぎも大変ではありますが、アメリカの不景気ぶりもなかなか深刻になってきました。幸か不幸か世界貿易センターから始まったアフガニスタンへの攻撃が隠れ蓑になっているためあまり耳目を集めずに済んでいますが、あっちでもこっちでも十人単位から一万人単位まで色々なレイオフが起きており、かつては大変低かった失業率が再び上がってきています。ICとはインドとチャイナという意味だと言われるほど、コンピュータ技術者に対する発行ビザ数はここ数年増加に次ぐ増加をしていたのが、こうも凄まじい勢いで景気が転落すると、放り出された外国人労働者の問題が出てくるような気がしますが・・・これは、私も決して他人事ではありませんから。まだアメリカで働くと決めたわけではありませんが、そういう選択肢もありますし。どこの国でも外国人労働者の立場は大変弱いものですね。無理もないといえば無理もないことですが、自分の身に降りかかるとなるとやはり理不尽さを感じるのではないでしょうか。

自分の身に降りかかる、といえば、私がアメリカで得るであろう最大の財産は、学位でも英語でもなく、マイノリティになったことがあるという経験だと思います。たまに、これが裏目に出て大変な国粋主義者と化して帰国する人もいるようなので、ここは気をつけなければいけませんが。でも本当に、日本もアメリカも一長一短なんですよね。きっとどこの国でもそうなのでしょうが。

投稿者 akiko : 2001年10月22日 16:41

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