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2004年05月11日

ベルギー

週末に友達とベルギーへ遊びに行ってきました。総勢10人で、仲間割れもせずに帰ってこられて良かったです。修学旅行めんどくさいとか言っていたほど団体行動の苦手なあんたが一番の問題児だろうと言われそうですが。

ベルギーでは一日目にブリュッセル、二日目にブルージュオステンドを回りました。日本人はベルギーに行ったらアントワープでフランダースの犬だろ!という感じもしますが、まあそれは次の機会に。パトラッシュ効果か、ベルギーはかなり日本人観光客が多いらしくベルギー観光局のサイトがいろいろと親切です。

ベルギーにはその歴史から、独自の言語というものがありません。地域によってフランス語、フラマン語(オランダ語)、ドイツ語が話されています。ヨーロッパの中で比較的弱い立場にあった国で、ずっと他国の占領を受けるばかりだったためです。

ブリュッセルの主要言語はフランス語とフラマン語ですが、他の西ヨーロッパの都市と同じく英語で何の問題もありません。オランダ語とドイツ語はかなり似ているので、ゆっくり喋ればドイツ語も通じるようです。まあ英語しかできなくても、簡単な挨拶くらいはフランス語でできる方がいいと思いますけど。そして、さすがフランス語圏だけあって、食べ物の種類が多くてしかも美味しい!エスカルゴを食べ兎を食べ牛タンシチューを食べ…ああ幸せ♪私、かたつむりは触るどころかそのへんを這っているのを見るのも嫌なんですけどね。さざえを生で内蔵まで食べられるのにエスカルゴを食べられないはずはない!と食べてみたら美味しいじゃないですか。

世界3大がっかりのひとつ、ブリュッセルの小便小僧も見て来ました。なんといいますか、カメラマンってすごいんだなあと思いました。他の2つ(コペンハーゲンの人魚の像、シンガポールのマーライオン、時々シドニーのオペラハウスも入る)もこの調子なのでしょうか。どのくらいがっかりかは、実際に皆さんがご自分でがっかりしていただくことにして、ここでは説明を控えます。

ベルギーといえばチョコレートとワッフルですね。ブリュッセル発の3大チョコレート会社といえばゴディバ、ノイハウス、レオニダスです。が、これ以外の街の小さなチョコレート屋もとても美味しいです。私がブリュッセルでワッフルを買った店は看板に"Probably the best since 19xx"(正確な年は忘れました)とあって面白かったです。

土曜日のブリュッセルは、メインストリートでパレードをやっていました。白塗りで真っ黒い唇(暗黒舞踏ですか?とつい聞きそうになりました)、さらに狼の皮を被って婚礼衣装でぞろぞろ歩いている人たちにまずぶつかって度肝を抜かれました(写真参照)。夜じゃなくて良かったです。他にもハロウィン的な装いの集団が続き、ブリュッセル市民らしい人に聞いてみると、年に一度行われるパレードで、ブリュッセルとその周辺の化け物を模したものであり、彼らはプロの劇団員なのだそうです。

ブルージュは運河が街を縫っているとても美しい街で、たまたまロダン展をやっていました。「考える人」の像って、あんなに大きいんですね。ロダンの隣では、ベルギーとオランダ出身のアーティストによる展示即売会をやっていました。これ素敵!と思ってよく見ると、軽く3万ユーロを超えていたりします。が、いろいろと考えるとそれでも安いような気もします。存命中にちゃんと評価された芸術家ってそう多くはないんですよね。レンブラントなんて破産してますし。

ブルージュのノートルダム寺院にはファン・アイクの絵とミケランジェロの彫刻があります。イタリア外にある数少ないミケランジェロ作品のひとつだそうで、教会の名そのままの聖母子像です。この彫刻の美しさを、私は文章で表現することはできません。宗教は時に奇跡のような芸術を生むんですよね。このマリア像の美しさと双璧をなすのは広隆寺(京都)の弥勒菩薩半跏思惟像か中宮寺(奈良)の菩薩半跏思惟像(※)、と言えば少しはわかりやすいでしょうか。

私の友達はカトリックの洗礼を受けている人が多く、一緒に教会に行くと彼らが洗礼用の水をとってひざまずいて十字を切る横で私はぽけーっと天井画を眺めていたりします。なんだか間抜けではありますが、何かできることがあるわけでもありません。まさか念仏を唱えるわけにもいきませんしね。

運河を巡るボートツアー(30分)にも参加しました。ボートを運転するおじさんは船を操りながらフランス語・英語・ドイツ語で説明していて忙しそうでした。

また、ブルージュでは300種類のベルギービールを揃えているというパブに行きました。ビールも300種類なら、グラスも醸造所の数だけあります。複数のビールを出している醸造所もあるので、グラスの数は300種類ではありませんが。1年ブルージュに住めば全部ためしてみることも可能かもしれませんが、旅行者は選ぶのに一苦労しますね。


※中宮寺は法隆寺の隣にある尼寺。半跏思惟像のためか弥勒菩薩と紹介されることが多いが、中宮寺では如意輪観音として伝わっている。まあ役割は違えどどっちも菩薩なので、菩薩像ということでいいのではないかと。

投稿者 akiko : 2004年05月11日 08:11

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