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2005年03月22日

ボン

大相撲の三月場所が始まって、相撲好きの同僚が嬉しそうな今日このごろです。

先週は会津大の先輩がドイツへ出張してきたので、私もボンまで遊びに行ってきました。ボンはついこの間まで首都だったわりには、こぢんまりとした街ですね。街のど真ん中に大学があるのはいいなあ。まあ街のど真ん中といってもハイデルベルグほどではありませんが。なににせよ、ザーランド大学のキャンパスは、なんだか隔離されたような位置にあるので。まあ大学にはいろんな意味で隔離した方がよさそうな人が多いのは認めます。はい。

さて、ボンです。ボンといえばベートーヴェンですね。というわけで、ベートーヴェンハウス(写真は入口。ややわかりにくいです)に行ってきました。ここはベートーヴェンの生家ですが、彼のウィーン時代のピアノなども保存されていて、ベートーヴェン関係の資料は一番揃っているところなのだそうです。

ザルツブルグのモーツァルトハウスで見たモーツァルト直筆の譜面はまるで鼻歌でも歌いながらしたためたかのように軽やかで、しかもそれが交響曲の譜面であることに気がついて、驚くのを通り越して少し背筋が寒くなったものです。モーツァルトが神に遣わされた芸術家であるなら、ベートーヴェンはさしずめ超人的な努力をした天才という人間の可能性の極限を体現した存在です。もっとも、モーツァルト自身は決して安定した精神状態ではなかったようですが。

モーツァルトの譜面とはまるで対象的に、ベートーヴェンのものは見ていてこちらが辛くなるほど苦悩の後が生々しいものでした。最終稿でこれなのですから、破棄された譜面はどんなことになっていたのやら。むしろそちらの方に興味をひかれますね。さらに、彼が使っていたピアノは一番よく使う真ん中の白鍵半オクターブ分くらいはすり減っていました。どれだけ弾けばピアノがああなるのか、自分も少しピアノは触っていたはずなのですが、まったく見当もつきません。

ベートーヴェンは、いったん作曲に集中すると睡眠はもちろんのこと食事や排泄にいたるまで忘れてしまい、そのため長く勤められたメイドはいないという逸話があるほどです。何かもう、解脱しているというか、常人にはおいそれと行き着けなさそうな境地です。

ところで、チベットハウスのサイトによると来月はダライ・ラマ法王の来日講演があるそうですね。いいなー。私も行きたいです。法王は何語で講演なさるのでしょうか。無難に英語?チベット語と日本語の通訳をできる人はあまり多くなさそうですしね。

投稿者 akiko : 2005年03月22日 02:30

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