こんにちは、カサギです。
長かったAAUでの学生生活も、17日の授業をもってすべて終了しました。
いやー、思ったよりあっけなく終わってしまったので、ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、まだ学生生活最後のイベントである卒業式が今週末にまっているので楽しみです。
そう言えば先日、卒業式で使うガウンと四角ぼうし(正式名称不明)を借りにいった時の事、「正直、この歳で卒業式って浮かれているのもどうかなー」とか思ったんですが、自分よりも年上の同級生が、卒業アルバム用のカメラマンの前で大はしゃぎでポーズをとっているのをみて、これは負けてられないと自分も華麗に某スタンド使いのポーズを決めてきましたw
やっぱり、こう言ったイベントは楽しんだもの勝ちですよね。その点、こちらの方々は羽目の外し方をちゃんとしっているなーと妙に感心したりもしたのでした。
さて、今回は毎年恒例「AAU Spring Show」の結果報告をしようと思ったのですが、その前にここで重要なお知らせをはさんでおこうと思います。
えー、皆様に支えられまして、このブログも何とか3年間持ちこたえることができたわけですが、今回AAUを卒業するという丁度いい節目を迎えるにあたり、ここらへんで一度このブログ「The road to Hollywood」を終了したいと考えています。
そう名付けて、The Road to Hollywood 第1期「Academy of Art 編」の終了のお知らせです。
思えば3年前からほったらかしのブログのデザインや、ほとんどの記事のカテゴリーが適当に振り分けられていたり(スミマセン…)と、皆様に読んでいただく上で結構粗が目立ってきたのも事実です。
また今年の4月ごろから、特に来年卒業を控えた高校生の方々から質問のメールを頂く事が多く、そう言った新規読者の方にも分かりやすく情報を伝えていきたいなと思っていました。
と、言う訳で、次回の「AAU卒業編」を最後に一旦このブログをお休みしたいと思います。
「えっ!?もうこのブログが読めないの!」とお嘆きの読者のみなさん(←ホントにいるのかは不明w)は、そこはどうぞご安心をw
このブログ、伊達に「The Road to Hollywood」などという大それた名前を付けているわけではありません。
先に書いたように第1期「Academy of Art 編」が終了するだけで、続く「就職活動編」の予定が既に控えていますし、その後も自分がアカデミー賞の舞台に上がるまでは続けて行こうとおもっています(現実的に可能かどうかは別としてw)
なので、次回の記事でしばらくの間お休みを頂きますが、その間も質問は受け付けていますし、自分のお仕事用ホームページ(http://kasagi.info)やVimeo(https://vimeo.com/kasagi)の方で、新しい作品などはどしどし公開していく予定なので、お時間のある時にでも覗いてみてください。
さて、お知らせも終わった事ですので、さっそく「AAU Spring Show 2013」の結果報告に移りたいと思います。
Morgan Auditorium, 491 Post St, San Francisco
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会場は昨年とおなじく Morgan Auditorium です。
開場に間に合うように7時くらいに行ったのですが、そこで手渡されたのは懐かしい赤青メガネ。
どうやら今回の作品の中に3D(立体視)作品があるようです。
まずは、ANM&VFX のディレクターであるクリスと、2D, Puppetのディレクターの2人よる開会のあいさつ。
次に、今年から新設された学部である「Visual Development」の受賞者の発表がありました。
正直会場で説明されるまでそんな学部ができたことすら知らなかったのですが、後でページを探してみたらなかなかおもしろそうな学部でした。
過去にGame Design 学科がANM&VFXから独立したように、今回も以前からあったANM&VFXの一部が新たに学部として成り立ったのかもしれません。
興味のある方はこちらをどうぞ。
http://online.academyart.edu/schools/visual-development
Visual Development の受賞者の方々。
Visual Development の後は 2D 部門に移ります。
残念ながら、賞状はVDの様な立派な額に入ってないようです(笑)
Traditional Character Animation Test にて、友達のKoike Yohei がRunner Up に選ばれました。
受賞した目玉焼きとフライ返しの作品はこちら
お次は我らがVFX組の受賞者の発表です。
昨年に引き続きキャサリンが受賞者を発表…の前に、今学期卒業するプロデューサーの紹介です。
で、昨年見事 Winner を取った Dynamics & Particle 部門なのですが…。
…んー、残念ながら落選してしまいました。
Winner の Byeongjun An も Runner Up の Victor Wei も、非常に良いショットを出していたので今回は受賞できなくても納得はできます。
ここは、ライバル達の飛躍に心から拍手を送りたいと思います。(もちろん、悔しいですがw)
ちなみに、 Dynamics & Particle の受賞作品はこちら。
ただ、まあ黙ってやられている自分ではありませんよw
なんとか MEL Scripting / Rigging 部門で入賞できました。
自分で言うのもなんですが、Runner Up なのにこのふてぶてしさw
ちなみに MEL Script / Rigging の受賞作品はこちら。
MEL(Python) 部門での受賞は自分だけで、あとは皆さん Rigging での受賞です。
で、最後を締めるのは、ご存知ANM&VFX名物のこのお方。
Collaboration Project から、自分がFXを担当した Glass Butterfly のWIP が発表になりました。
もうひとつ、同じく現在自分が FX を担当する予定の Kui Project から最新のトレーラーです。
いかがだったでしょうか?
正直、Script 部門で入賞した事よりも、Dynamics & Particle 部門で入賞できなかった事に反省してしまう授賞式でした…。
原因は多々あれど、やはり一年間で入賞できるようなショットを作れていないと言うのは、どうやら自分のCGへの姿勢に問題がありそうです。
まあ、悔やんでもしかたないので、気持ちを入れ替えて、また新しいショットを作って行きたいと思います。
それでは、また。
お、ご卒業されるのですね!おめでとうございます!、でいいのかな?
カサギさんには、このブログをはじめCGに関してたくさん勉強させていただきました。
今後の活躍本当に楽しみにしております!
ちなみに、SFにはいつごろまでいらっしゃるのでしょうか?
機会があれば、前誘っていただいたように一度本場を見学してみたいと思っているのですが!
AAUへの入学は一旦断念しましたが、今もVFX、CGへの興味は強く持っています。
いえいえ、こちらこそ長い間応援ありがとうございました。
(と、言っても終わるわけではないのですがw)
とりあえずAAUはすでに卒業しましたので、いつ引っ越すのかはわからないのですが、少なくとも今年のSIGGRAPH(7/23-25)前後までは、サンフランシスコに滞在していると思います。
お越しの際はぜひご一報を!
運がよければ、サンフランシスコで働く先輩方にお願いして、スタジオ見学をさせてもらえるかもしれませんよw
・・・ほんとは自分が直接ご招待できるといいんですが(汗
こんにちは!ブログ興味深く読ませていただきました。
今年私は大学を卒業し、CGの世界にずっと入りたい夢を追う事に決めました。色々学校を探している中、Academy of Art UniversityのAnimation and Visial Effects に興味がでて、このブログにたどり着きました。ちょっとお話聞かせていただきたいのですが、このコメントに気づいていただけるか。。D: お話聞かせていただけるならばメールかこれに返事していただけると大変助かります!
こんにちわ、ホームページを拝見させてもらっています。
大変参考になり、助けになります。
AAUに、留学をしたいと思っているのですが、学校に入るにはTOEFLなどは、必要なのでしょうか?