煎餅
山中煎餅本舗

〒966-0819
福島県喜多方市字1-4643
TEL 0241-22-0004
FAX 0241-22-0614

営業時間
9:00〜17:00

http://www16.ocn.ne.jp/~senbeya/

 

「たまりせんべい」は、もともとはどんな米もおいしく有効利用したいという先人の知恵から生まれ、各戸で作られていたものです。

それがいつしか腕自慢の名人のところに頼むようになり、商売に発展して、戦前までは塩川・喜多方で約100軒ほど。各町に一軒ずつせんべい屋があり、屋根の上に天日干しされた生地がこの地方の風物詩でもありました。
では、なぜこの地方にたまりせんべいの文化が育ったのでしょうか?会津平野の米、そして良い水に恵まれ、湿度温度を一定に保つ「蔵」の町ゆえに醸造業も盛んだったからなのです。

その伝統を今に伝え、一枚一枚職人による炭火手焼きにこだわるのが、創業明治33年の山中煎餅本舗です。
冬でも扇風機の手放せない作業場では、煉瓦窯から次々に焼き上がるせんべいに、稲で作ったみごばけで手際良く地元産のたまりが塗られていきます。
炭にこだわるのは、遠赤外線で芯まで火が通り、一酸化炭素がせんべいを包み込み冷たい空気から守り、香ばしい薫りを逃さないからなのです。

手焼きだから量産は出来ませんが、幸いここにはせんべいの文化が残っています。伝統を守りながらお客さまに喜んでもらえるせんべいを生み出していきたいです。素材の味を大事にしながらも、ラーメン味などの新味に挑戦しています。

 〜たまり煎餅ができるまで〜


レンガ窯での炭火やき、上の余熱でせんべいを乾かす


ミゴバケ(手作り)でのたまり塗り、ストライプのもようがでる


1日3000枚しか焼けません